PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System／あらすじ・解説・ネタバレ感想など
Case.1「罪と罰」
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Production I.Gのオリジナル作品で、人間の心理状態を数値化し管理する近未来を舞台に、罪を犯す前の「潜在犯」を追う刑事たちの戦いを描いた人気テレビアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の劇場版3部作の第1弾。
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2117年冬、公安局ビルに暴走車両が突入する事件が起きる。運転手は青森にある潜在犯隔離施設「サンクチュアリ」で心理カウンセラーを務める夜坂泉だったが、取り調べ直前に即時送還が決定する。
監視官の霜月美佳は夜坂を送還するため、執行官の宜野座伸元らと共に青森へ向かうが……。
テレビ版と15年公開の劇場版も手がけた塩谷直義が監督を務め、Production I.Gがアニメーション制作を担当。ノベライズ版「PSYCHO-PASS ASYLUM／GENESIS」の著者・吉上亮が脚本を手がけた。
2019年製作／59分／PG12／日本
配給：東宝映像事業部
Sinners of the System【Case.1「罪と罰」】です。
舞台が2117年冬ですのでテレビシリーズ第二期と劇場版の後ですかね。
今回の主役は霜月監視官と宜野座執行官。
事故を起こした夜坂泉を青森にある潜在犯隔離施設「サンクチュアリ」に送還するため、二人で護衛の任に付きます。
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「サンクチュアリ」 に到着した二人。
潜在犯が自由に共同生活をしていることに違和感を覚えます。
夜坂泉がまた施設内で逃亡し、後を追った二人は母親が潜在犯の子供に遭遇します。
子供に飲ませる薬を自分が飲むことで子供を守っていた夜坂泉。
「サンクチュアリ」では各々の潜在犯を薬で洗脳し集団的サイコパスをクリアーに保っていました。このあたりは第二期で集団的サイコパスを認識可能になったシビュラシステムに関連してますね。
霜月監視官が「サンクチュアリ」の責任者を担当し、宜野座執行官が同じく潜在犯であるガードマンの方を担当します。
なんだかんだで、今回の話の肝は・・・そう。
母親が潜在犯である子供に向ける宜野座さんの優しい眼差しと言葉。
( ´∀｀ )
いつも冷静でクールな宜野座さんに子煩悩という属性が追加されました。
おそらく自分の境遇と重ね合わせたのか。
もちろんアクションもカッコイイですし、幻影ですが狡噛さんも登場します。
Case.2「First Guardian」
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人間の心理状態を数値化し管理するシステムが導入された近未来の日本を舞台に、罪を犯す前の「潜在犯」を追う刑事たちの戦いを描いた人気テレビアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の劇場版3部作の第2弾。
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常守朱が公安局刑事課一係に配属される前の2112年、沖縄。国防軍第15統合任務部隊に所属する須郷徹平は、優秀なパイロットとして軍事作戦に参加する。3カ月後、東京の国防省を無人の武装ドローンが襲撃する事件が発生。捜査のため国防軍基地を訪れた刑事課一係の執行官・征陸智己は、須郷と共に事件の真相を追う。
監督はテレビシリーズおよび15年公開の劇場版も手がけた塩谷直義。脚本もテレビシリーズ第1期と劇場版の深見真。
2019年製作／60分／PG12／日本
配給：東宝映像事業部
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Sinners of the System【Case.2「First Guardian」】です。
メインの舞台設定が常守朱の配属前の2112年ですが、現代と同時進行で話が進みます。
主役はテレビシリーズ第二期で公安局刑事課二係の執行官として活躍した須郷徹平です。
そこに二係の青柳執行官と征陸智己（とっつぁん）が事件捜査で絡んできます。
外務省の「花城フレデリカ」が一係に出向してくるところからスタート。
過去、凄腕の軍人（ドローンパイロット）であった須郷徹平を外務省特殊部隊にスカウトします。
そこから舞台は過去に戻り、なぜ須郷徹平が執行官となってしまったのか、なぜ青柳監視官の下、二係で働いていたのかなどが明かされます。
青柳監視官は第二期で須郷徹平の狙撃により殉職してしまいますが・・・
( ﾉД`)
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大友逸樹と共に「フットスタンプ作戦」に参加する須郷徹平。
作戦中、腑に落ちないことがあった須郷徹平ですが上官の命令に従うしかありません。
結果、大友逸樹は作戦中に殉職（生死不明）となります。
その後、無人の武装ドローンが東京・国防省を攻撃する事件が発生しますが、監視カメラには大友逸樹の姿が写っており、ドローン操縦に使用された端末は須郷徹平の端末でした。
「フットスタンプ作戦」とは何だったのか？
大友逸樹は生きているのか？
事件の容疑者となってしまった須郷徹平は？
過去なので狡噛さん、とっつぁん、宜野座さん、縢など昔のメンツも活躍します。
結果、 とっつぁんと狡噛さんの刑事の嗅覚で事件解決となりますが、刑事物としてはこれが一番面白かったです。
最後は須郷徹平が 「花城フレデリカ」の外務省特殊部隊への誘いを断るところで終わりますが、
花城フレデリカの「この先断れない状況になる」とのセリフで終わります。
Case.3「恩讐の彼方に＿＿」
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人間のあらゆる心理状態や性格傾向を数値化する近未来の管理社会を舞台に、犯罪に関する数値が規定値を超えた犯行前の「潜在犯」を追う刑事たちを描いた人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の劇場版3部作の第3弾。
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2116年に起きた東南アジア連合「SEAUn」での事件後、狡噛慎也は流浪の旅を続けていた。そんな中、南アジアの小国で武装ゲリラに襲われた難民たちを救った狡噛は、その中にいた少女テンジンから、仇討ちのために戦い方を学びたいと懇願される。
監督はテレビシリーズと15年公開の劇場版を手がけた塩谷直義。脚本もテレビシリーズ第1期と劇場版の深見真が脚本。
2019年製作／68分／PG12／日本
配給：東宝映像事業部
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Sinners of the System【Case.3「恩讐の彼方に＿＿」】です。
舞台は2117年。
2116年に起きた東南アジア連合「SEAUn」での事件後、狡噛慎也は流浪の旅を続けていました。
ある酒場で酔っぱらいゲリラに絡まれる狡噛さん。
優しさからゲリラにトドメを刺すことを躊躇してしまいます。
その時、トドメを刺したのが傭兵団の団長：ギレルモ・ガルシアでした。
「お前が優しすぎるから無駄な死人が出るんだよ」
南アジアの小国で武装ゲリラに襲われた難民たちを救った狡噛は、その中にいた少女テンジンから、仇討ちのために戦い方を学びたいと懇願されます。
仕方なくテンジンに護身術程度を教える狡噛さん。
そんなのんびりした暮らしの中、「花城フレデリカ」が調査と称して現れます。
「伝説の人殺し執行官に会いたくてね」
狡噛さんはゲリラ鎮圧に参加しますが、優しさから子供ゲリラにトドメを刺せませんでした。
そのせいで重傷を負ってしまう狡噛さん。ここで冒頭のセリフに繋がります。
狡噛の前に槙島聖護の幻影が現れます。
「この国では死人の腰骨を折って埋葬するそうだ」
「悪霊とは過去の事だ。過去に囚われている君は悪霊に憑り付かれてるんだろうね」
「俺は過去の全てが悪霊とは思わない」
テンジンの家族を殺したのがギレルモ・ガルシアと判明します。
単身でギレルモ・ガルシアを尾行するテンジンでしたが、返り討ちにあい重傷を負ってしまうテンジン。狡噛さんは復讐を誓いますが、ここで「花城フレデリカ」に応援を頼みます。
「助けてあげてもいいけど、あなたに頼みたいことが2～3件あるのよね～」
「あぁーいいよ。約束だ。」
ギレルモ・ガルシアを殺しテンジンの仇を打つ狡噛さん。
最後は狡噛さんのセリフ「行くか、日本へ。」で終了。
このまま狡噛さんは「外務省行動課」に参加しテレビシリーズ第三期に繋がります。
実はギレルモ・ガルシアはピースブレイカーから武器の供給を受けていたふしがあります。
テレビシリーズ第三期に出てきた組織「パスファインダー」はピースブレイカーの残党ですので、外務省はこの頃からピースブレイカー（パスファインダー）を追っていた感じですね。
結果としてこの劇場版三部作はテレビシリーズ第三期をやるにあたっての予習・復習。
あと三人（宜野座さん、須郷さん、狡噛さん）が「外務省行動課」に参加する基になった話のように感じます。
劇場版楽しみですね。
