攻殻機動隊 SAC_2045シーズン2　第12話 DOUBLE THINK / 事象の境界線あらすじ結末と感想　忘れないで、私たちがこの時代に存在していたことを。

攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2

ざっくり解説

草薙素子たち公安９課は、難民集団「N」を率いるシマムラタカシと邂逅する
進化の特異点迫る廃墟・東京で、ポスト・ヒューマンのレイドが始まる――

2045年。全ての国家を震撼させる経済災害「全世界同時デフォルト」の発生と、AIの爆発的な進化により、世界は計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”へと突入した。だが人々が、AIによる人類滅亡への危機を日常レベルで実感できるまでには衰退の進んでいない近未来――。

電脳社会に突如出現した新人類“ポスト・ヒューマン”による電脳犯罪を阻止すべく、総理の密命により再び組織される公安9課。日本においてポスト・ヒューマンに覚醒したとされるシマムラタカシの捜索中に失踪したトグサを追い、全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる公安9課は、先の大戦で廃墟と化した東京へと向かう。そこで草薙たちを待ち受けていたのは、自らを「N」と名乗る難民集団と、介入するアメリカの特殊部隊だった。奪取された原子力潜水艦による核大戦の危機が迫るなか、公安9課、アメリカ、ポスト・ヒューマンによる三つ巴の戦闘が激化していく――。

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会 | ©Shirow Masamune, Production I.G/KODANSHA/GITS2045

第12話 DOUBLE THINK / 事象の境界線

さて第11話で素子を含め全滅してしまった公安9課（攻殻機動隊）
どうなるのか？
シーズン2の最終12話です。

日常1回目

相変わらず仕事熱心だな少佐は
残念ながらつまらない事件だったわ
あれほどの事件のあとだ　そりゃつまらねぇさ
イシカワ、データーは送った。後は頼むぞ。

続々と部屋に入ってくる9課メンバー。
トグサは離婚していないようです。
荒巻から賞与と勲章授与の話がでます。

シマムラタカシですが無事に自宅に戻ったようです。
・・・・・違和感を感じる素子。

日常2回目

相変わらず仕事熱心だな少佐は
残念ながらつまらない事件だったわ
あれほどの事件のあとだ　そりゃつまらねぇさ
イシカワ、データーは送った。後は頼んでいい？

ここである事に気付く素子

違う・・・思考迷路か・・・
廊下で荒巻に会った瞬間、先に荒巻のセリフを言う素子。
「もし私たちが勲章と賞与を貰えるんだとしたら　夢のような話ね」

思考迷路ならデーターは一瞬で改ざんされてしまう。

冷凍中のジョン・スミス

冷凍されているジョン・スミスに辿り着く素子。
解凍したジョン・スミスはしばらく正気を保っていましたが、すぐにデーターを改ざんされ現実に適応してしまいました。
思考迷路ではない・・・私がここに存在していない。
では私の体はどこにある？

Nとは何だ？

カプセルの中で目覚めた素子。
周りには無数のカプセルが並んでいました。

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会 | ©Shirow Masamune, Production I.G/KODANSHA/GITS2045

プリンと遭遇する素子。
核ミサイルはある人にとっては発射され、ある人にとっては回避されました。
Nとは・・・現実を生きながら摩擦の無いもう一つの現実を生きられるようになった人たちのことです。

マトリックス！？

DOUBLE THINK

まがまがしい様相のプラグに繋がったシマムラと邂逅する素子。
シマムラは世界中の人々をダブルシンクにする作業に没頭しているようです。

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あなた方が最高機密レベルの通信を再開したことで、スマートガスが散布される1時間前にアメリカの主要機関、全てを掌握しNにすることができました。

私たちの通信がお前のコードを世界にまいてしまった？

人類は技術的特異点に達しています。
何れにしても人類はポストヒューマンに完敗したということね。
タカシに繋がれているプラグを抜くと世界は元の状態に戻るようです。
素子が自分に辿り着いた時の対策を用意していなかったタカシ・・・
あなたはまだ負けていません。

タカシのプラグに手を掛ける素子・・・

合言葉

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今日から入る新人よ。
江崎プリンです宜しくお願いします。
新しく9課に迎えられるプリン。
やはり離婚していない様子のトグサ。
溜息をつくバトー。

屋上に立っている素子とバトー。
眼下には復興した新東京の街並みが見えます。
ネットは広大ね。
行くのか？また・・・次に会う時の合言葉を決めておくか。
コード：1A84
忘れないで、私たちがこの時代に存在していたことを・・・
ビルから飛び降りる素子。

ざっくり感想

さてさて、とても難解な第12話です。

ここから下の感想は私の個人的な見解です。

• 実際は核ミサイルは発射されていない
• ある人にとっては核が発射され、ある人にとっては発射されていない（途中からDOUBLE THINKに移行した）
• 人類はタカシによりDOUBLE THINKに移行し、各人が望んだ世界で生活している
• 素子とプリンのみ現実世界を認識している
• 最後の合言葉の件はバトーの仮想世界に素子とプリンが介入して会話をしていた。

そして素子は広大なネットの海へ。

どうもよく分かりません。
公安9課全滅は米軍から見た仮想現実。
核が発射されたのは300万人の難民が見た仮想現実。
素子がプラグを抜いて仮想現実から現実世界に人類を戻したのなら、トグサは離婚してるはず。

でもマトリックスみたいな世界に人類が生活してるのは想像したくないですが。
現実と仮想現実両方を生きることがDOUBLE THINK / 事象の境界線なのか？
もしかしてシーズン1：12話から徐々に仮想現実世界の物語に移行して行ったのか。
ちなみに字幕付きで鑑賞するとタカシの声の裏に小さく聴こえている電子音声が字幕で表示されます。

私としてはシーズン2はシーズン1の何倍もオモシロイ（第11話まで）と思いました。
この終わり方で同じ時間軸の続きを作れるのか・・・
もしくは今回の設定をリセットしてSACの新シリーズを作るのか。

原作の攻殻機動隊もいろいろな要素を盛り込んだ難解な作品ですし、これまでのSACシリーズはアクション多めで話も分かりやすいイメージでしたが、今回は神山健治監督が原作の世界観に多少寄せてきたのかもしれません。

どうなるSACシリーズ！！

各話一覧

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会 | ©Shirow Masamune, Production I.G/KODANSHA/GITS2045

『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』

攻殻機動隊 SAC_2045 公式サイト

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予告ほか

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会 | ©Shirow Masamune, Production I.G/KODANSHA/GITS2045

「攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2」予告編 - Netflix

リンク

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